雨上がりの空に―わたしの不登校経験談―

とある大学院生の不登校経験談を、ゆるっとマイペースに綴ります。

踊る人、踊らない人。

K先生は一度、こんな話をしてくれたことがあります。

「自分もやりたいことだけやって、やりたくないことはやらない人だったから、あなたの気持ちはわかる。でも自分は、そこで一人だけ踊らないでいる勇気がなかった。小心者だから。批判とか、ハブられるのいやだったし、とりあえず周りが踊ってるんだから自分も踊ろう、みたいな部分はあったよね。」

 

K先生も学生時代、色々あったことは聞いていました。
浪人したけど予備校に通うのがいやで、毎日予備校と反対方面の電車に乗って遊びに行っていたこと。

原付バイクに乗って一人山奥へ籠り、ずっと読書をしていたこと。

K先生も自分で言っていましたが、わたしと似ていてわりと“異端児”っぽいところがあったそうです。
けれどK先生は、そこで一人だけ踊らないでいる勇気を持てなかったらしく、何だかんだ予備校にも行き直して勉強し、関東の某有名私大に行ったそうです。まあ、それはそれでひとつの生き方ですし、すごいことだと思います。


けれど、わたしはK先生と違ってそこで一人踊らないでいることがわりと平気なタイプの人間でした。
今までずっとそうやって生きてきましたし、周囲とちがうことをして「あの人おかしい」と言われることは、幼少期の頃からしょっちゅうありました。もちろんそれでいやな思いをすることも多々ありました。が、とにかくわたしはマイペースかつ我が強い人間なので(笑)自分が「違う」と思ったことには、はっきり「ノー」と言える人間でいたいし、やりたいことはとことん突き詰めたい!と思うんですよね。

だから、多少周囲に変なことを言われても「じゃあ自分を貫くのをやめようか」と思うことはほとんどありません。というか、全くないですね(笑)


それなのにわたしは、、、人一倍周りの目を気にするし、周囲の顔色をこれでもかと言うほどうかがう人間なのです(笑)一見矛盾してるように聞こえるのですが、ほんとうにそうなのです。だから、わたしはずっと「良い大学へ入ること」を諦めることができずにいたのです。「いくら自分を貫くことが大事でも、なんだかんだ学歴がないと認めてもらえない、、、」と思っていたのです。

が、タイムリミットが近づいてきて、自然と答えが見えてきました。この頃のわたしが一番捨てるべきものは、周囲の目を気にすることによってうまれる『無駄なプライド』だったわけです。

 

そうは言っても、動き出すまでにはかなりの時間がかかりました。いろんな大学、短大、専門学校を調べ、パンフレットを取り寄せてみたりしましたが、しんどいことには変わりはありませんでした。
結局のところ、どの道を選んでも後悔は残ります。人生とはそういうものです(笑)それならもう、動き出すしかないんじゃないか、、、と素直に思うことができたのは、12月に入ってからのことでした。